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2月も半ばを過ぎ、春を感じさせる日も多くなってきましたね。。。 さて、久々に蜘蛛の紹介です。 ■ リーガルジャンピングスパイダー/Phidippus regius 見てのとおり、ハエトリグモ科 Salticidae の蜘蛛です。 Phidippus は、現在76種が有効種とされており、その大半が北米周辺に分布しています。 ただし本属を再検討した G. B. Edwards によると、南米やインドなどから記録のある13種については、本属に帰属させるのは適切ではないようです(World Spider Catalog の記述より。 このへん、ちゃんと論文になってないようで・・・)。 また本属にはハエトリグモとしては大型になる種が少なくなく、そのいくつかはペットルートで流通しています(以前紹介したコレもそうです)。 中でも本種はペットとしてもっともポピュラーなハエトリグモで、日本にも以前から時々輸入されています。 とはいえ、実はワタシ自身は今回初めて入手したのですが・・・ 本種は、ミシシッピからヴァージニアにかけてのアメリカ合衆国南東部(特にフロリダ半島に多い)、およびバハマ諸島、バミューダ諸島、大アンティル諸島に分布し、モアイで有名なイースター島にも帰化しているとのこと。 種小名の"regius" はラテン語で「王の」という意味で、英名もそれに準じて付けられたものと思われます。 上記写真は今回入手したメス個体で(写真がイマイチですが・・・)、体長16mm。 体型のせいもありますが、普段我が家で目にするアダンソンハエトリなどと比べるとなかなかの存在感です。 しかし本種の成体メスは最大で22mmにも達するそうなので、こいつはまだまだ小さい個体、ということになります。 メスの背面。 本種のメスの色彩にはバリエーションがあり、この個体のように黒い部分が多いタイプや、白い部分が多いタイプ、そして頭胸部から腹部背面がオレンジ色がかるタイプ、などがあるようです(各タイプの写真はコチラを参照)。 またこちらのサイトによると、フロリダ半島中・南部および大アンティル諸島のメスは特にカラフルだそうです。 ちなみに、上記写真個体の頭部および腹部背面が茶色く見えるのは、輸送時の容器に入っていた用土が付着してしまったためですw こちらはオス。 白黒の身体にメタリックグリーンの鋏角が印象的です。 本属には、このようなメタリックな口元の種類が多く見られます。 前述のメスも赤紫色に輝く鋏角を持っており、互いに相手を識別するために役立っていると考えられています。 オス背面。 腹部の模様が顔文字に見えるw→ Ψ(`∀´)Ψケケケ ・・・と思ってメスの腹部を見ると、もっとスゴイ顔に見えるから不思議ですww <参考文献> Edwards, G.B., 2004. Revision of the jumping spiders of the genus Phidippus (Araneae: Salticidae). Occasional Papers of the Florida State Collection of Arthropods 11: i-viii, 1-156.
by mmm2501
| 2015-02-19 00:13
| 蜘蛛紹介/Others
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