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ピンクトゥータランチュラを中心に、蜘蛛の魅力について。
by mmm2501 ネームカード
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久々に「おおっ!」と思えるクモが輸入ってきました。 ■メダマグモの1種/Deinopis spinosa ![]() 見てのとおり、これはタランチュラではありませんw しかしこのヒョロヒョロっとしたさえないクモは自然系の番組でも時々紹介される、割と有名なグループの一員なのです・・・(その訳は後述) 本種が属するメダマグモ科 Deinopidae メダマグモ属 Deinopis は、北米~南米、アフリカ、アジア~オセアニアの熱帯域を中心に50種近くが生息しています(日本には分布せず)。 古くからのクモマニアには御馴染みの『学研の図鑑 クモ』にはオーストラリア産の種が紹介されており、ワタシは長いことオーストラリア特産のクモなのかと思ってましたw ちなみに本種はアメリカ合衆国、セントヴィンセント(小アンティル諸島)、ベネズエラに分布しているようです。 ![]() 我が家に到着した時に撮影。 ショップのサイトにUPされた写真でも少し感じたのですが、はじめて見る本種の姿はなんだかアシナガグモみたいで、お世辞にも魅力的とはいえません・・・ ![]() 本属のクモは英語で “ogre-faced spider” (鬼のような顔のクモ)と呼ばれますが、その理由がこの独特の顔つきです。 「メダマグモ」という和名もこの2つの大きな眼が由来となっています。 しかし本種の顔は上顎が小さくて、「鬼」というほど迫力がないような感じがしますね・・・キャプションにもあるとおり2センチ未満の小さなクモなので、よーく見なければこんな顔をしている事自体気がつかないし・・・ しかしこのクモ(の仲間)が有名なのは、面白い顔をしているからではありません。 その理由は独特の捕食生態にあります・・・ ![]() 上の画像を見て「おお!」と思ったヒトもいるのではないでしょうか? ワタシ自身、朝起きてこのシーンを目にした瞬間、眠気が吹き飛びましたw これを見たいがために本種を購入したのですから・・・ ピンとこないヒトのために説明しますと、メダマグモの仲間は餌を捕るにあたってまず、レース状の不思議な形の網(としか言いようがないw)を作ります。 そして網の四隅を第1、第2歩脚で持って待機し、餌となる虫が近くを通りかかるとその網を「投げかけて捕らえる」(文葉社刊『クモの巣と網の不思議』より引用)のです。 本属のクモを指すもう一つの英名に “net-casting spider” というのがありますが、それはこの捕食生態から付けられたものです。 ![]() 網を別の角度から。 キャプションにある「篩板糸投網」(これまた『クモの巣と網の不思議』より引用)とは、枠の中に斜めに張られた白い帯状の糸が「篩板(しばん)」と呼ばれる器官からつむぎ出されるためのようですが、もうちょっとわかりやすい呼び名はないもんですかね。 ちなみに上の写真を撮った翌日、網を作成しているところを少し観察する事ができたのですが、この白い帯状の部分を作る際に第4歩脚を小刻みに動かしていました。 これはおそらく篩板から引き出される細かな糸を帯状にしている作業と思われますが、詳細は不明です。 ![]() さて肝心の捕食シーンですが・・・これが見てないのよ(泣) 前述の捕食行動の説明で、一部を引用したのはまさにこの肝心な部分を見てないためなのです。 網を構えているクモを見つけたときは「う~ん出勤の時間が・・・・どうしよう・・・急ぎの仕事もないしサボっちゃおうかな・・・」などとよからぬ事を考えていたのですが、ちょっとトイレに行っている間に事は終わっていました(苦笑)。 やはりニンゲン、ずるい事を考えちゃいけませんねw 餌を捕る際、この網を「上からかぶせる」のか「下からすくいとる」のか、はたまた網を「投げつける」のか「手に持ったまま」なのか・・・・なんとかこの目で確認したいのですが・・・・ 【081014追記】 昨晩、捕食行動を観察する事が出来ました。 まず「篩板糸投網」(以下、「網」と略す)についての補足説明ですが、網は四隅から延びる糸で周辺に張られた数本の糸(垂直方向に張られているものが多い)とつながっています。 上記のとおりクモは第1・第2歩脚で網を保持しますが、それに加え第3歩脚は網の上方に延びる糸を保持しています。 網を構えたクモは下に餌となる虫が通りかかると、第1・第2歩脚を伸ばして上から網を覆いかぶせるようにしてそれを捕らえました。 その際、網は保持していた歩脚から離れることはありませんでした。 クモは覆いかぶせた網で包みこむようにして餌を吊り上げ、しばらくはそのままの姿勢でいました。 その後クモは底面とつながっている糸を切り、第4歩脚で餌をラッピングし始めました。 以上は一度きりの観察によるもので、不正確な部分を含んでいる可能性もありますが、一連の行動はスムーズに行なわれ、定型的なパターンである印象を受けました。 なお2回の観察事例(1回は捕食の瞬間を見逃しましたが)は、起床時および帰宅時に部屋の照明をつけた際、すでにクモが網を構えている状態でした。 しかし部屋が明るくなってもクモは待機姿勢のまま網を構え続け、餌を捕食しました。 一方、別の日に網を作成している最中に出くわした時には、クモは部屋が明るくなったのを気にしたのか、途中で作業をやめてしまいました。 知識豊富でうらやましい限りです。ほんっとうらやましいです。 おぉっ、出ましたね。 個眼のうち正面の2個が大きいせいで、何だか表情っぽいものが感じられるクモですね。3枚目の写真なんか特に…何だか肢がものすご~く長いハエトリグモみたいです(笑)。このクモも視力が高いんでしょうけど、ハエトリみたいに「こっちを向く」仕草はあるんですか? 狭いケージ内でちゃんと捕食行動をとってくれるというのは、飼育していく上で期待が持てて(長生き、産卵、繁殖…?)とても良いですね。 ◎yoshiさん
知識なんてものは、一つの事を続けていればアカみたいにたまってくる物です。 しかし一台分のクルマのパーツを集めても、それはクルマと呼べないのと同様、組み立て方を考えなければ意味のないものです。 ◎kazさん >何だか肢がものすご~く長いハエトリグモみたい メダマグモの大きな眼は、ハエトリグモのそれとは部位が異なるようです(前者が後中眼、後者が前中眼)。 このクモはそれほど動作が機敏ではなく、歩き方もナナフシに似たフワフワとした動きです。近くで動く対象に対して「こっちを向く」仕草もありません。
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